Essay

ルシアの小さなお話 - 7

「チョグイ鳥」
- PAJARO CHOGUI -


05th July,2000


アルパの曲には描写曲、特に鳥の鳴き声を描写した名曲がたくさん残されています。以前、このエッセイで紹介した「鐘つき鳥」もその一つですが、この「チョグイ鳥」(または「ショグイ鳥」)もアルパの特徴をよく活かした名曲といえます。この「チョグイ鳥」を私はまだ見たこ とはありませんが、オレンジの実を好んでついばむ彩り美しい小鳥だそうです。

さて、この「チョグイ鳥」には先住民グアラニー族に伝わるこんな伝説があります。

「ある日、グアラニー族のインディオの子がオレンジの木に登って遊んでいました。ところが母親の注意する大きな声に驚いたその子は誤って木から落ちて死んでしまいました。嘆き悲しむ母親の腕の中でいかなる魔法の力によるものなのか、子供は可愛い小鳥に生まれ変わりました。不思議なことにそれから毎年、オレンジの実が実る頃になると「チョグイ、チョグイ」とさえずりながらオレンジの実をついばむ小鳥がやってくるようになったということです。以来、この小鳥は子供の生まれ変わりで、母親に会いにやってくるものと信じられてきました。」



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