Essay

ルシアの小さなお話 - 4

「カスカーダ」
- CASCADA -


6th November,1999


滝にかかる虹 

◆滝にかかる虹◆ 
アルパの代表的名曲といえば、第一に「カスカーダ」が上げられます。カスカーダとは滝のことで、この曲は滝が流れ落ちる様子を描写している曲です。

この曲ですが、日本では『イグアスの滝』の情景をモチーフにして作曲された曲といわれていますが、実際はちょっと違うようです。以前パラグアイに滞在していたときに、クリスティーノ・バエス・モンヘス、アグスティン・バルボーサ、エミリオ・バエスケンといったパラグアイ音楽界の重鎮三氏と会談する機会があって、「カスカーダ」は日本では『イグアスの滝』がモチーフになって作曲されたといわれていますがと言うと、「うん、それは素晴らしい考えだけれど『イグアスの滝』が観光地になって滝を間近に眺められるようになったのはつい最近のことで、ディグノ・ガルシアが作曲した当時は滝の近くまでは行けなかった筈だ。彼は家の近くにあった『ウトゥ』という小さな滝をモチーフにして作ったと言っていたよ。でも、時代が経つにつれて演奏が豪快になってきているから、そういう解釈があってもいいかもしれないね。」と言っていました

ところで、『イグアスの滝』というとパラグアイの観光名所と思われていますが、実際はブラジルとアルゼンチンの国境にあるのでパラグアイの観光地とはいえません。しかし、パラグアイからは意外と行きやすいのです。ブラジルと国境を接する町エステまでアスンシオンから飛行機で1時間ほど、そこからは車でブラジル側の滝へもアルゼンチン側の滝へも行くことが出来ます。陸路だってアスンシオンから5〜6時間で行くことが出来るので便利です。
いつか皆さんも幅4kmにわたって流れ落ちる滝を眺めて、自然の偉大さに感動してみてください。
 イグアスの滝



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