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6th November,1999
ニャンドゥティ・・・パラグアイの民芸品でレース編みと刺繍を足して二で割ったような手工芸品です。ニャンドゥティとは先住民族のグアラニー族の言葉「グアラニー語」で「クモの巣」を意味します。「クモの巣」には古い民話がいくつかありますが、その中から一つをご紹介しましょう。
昔、ある村の若者が酋長の娘に恋をしました。そろそろ娘を結婚させようと考えていた酋長は、その若者に「娘が気に入るプレゼントを持ってきたらお前と娘を結婚させよう」と言いました。貧しい家の若者は高価なプレゼントなど用意できるわけがなく途方にくれて森の中をさまよい歩きつづけました。しばらくして、ふと見上げると森の中にキラッと光るものを見つけました。よく見るとそれはクモの巣に付いた朝露が木漏れ日を浴びて光っていたのでした。若者は家に帰ってその美しい光景を母親に伝えました。母親は息子のために一晩中かかって美しい「クモの巣」を作り上げました。そして次の日、若者は母親が作った「クモの巣」を持って酋長の家へ行きました。娘も酋長もそのプレゼントに大層喜び、若者は娘と結婚することができました・・・めでたし、めでたし。 ところで、一般の人が普段ニャンドゥティのドレスを着る機会はあまりありません。特別なパーティーのときに着たり、ミュージシャンがステージで着るくらいで普段着としては使われません。それもその筈、すべて手作業で作られるためオーダーしてから出来上がるまでに数ケ月かかりますし、値段もだんだん上がってきているようなのです。
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