Essay

ルシアの小さなお話 - 5

「鐘つき鳥」
- PAJARO CAMPANA -


27th November,1999


アルパの曲には描写曲が多く、特に鳥の鳴き声を描写した曲だけでもたくさんあります。「鐘つき鳥」はその中でも最も有名な曲と言ってもいいでしょう。
ところで森の中でまるで鐘を叩くような声で鳴くといわれている「鐘つき鳥」は、果たしてその名前のような声で鳴くのでしょうか?

以前、こんなことがありました。NHK−FMの『ポップスグラフィティー』でアルパ特集をしたいのでとパーソナリティーの竹村淳さんから話をもちかけられ、いろいろ手元にあるCDから適当なものを探してお貸ししたところ、その中になんと「鐘つき鳥」の本物の声が入っている(らしい)というCDがありました。実際、私は本物の声を聞いたことがありませんので、竹村さんから尋ねられてもお答えできませんでしたが、番組内でこの鳴き声が「鐘つき鳥」の本物の鳴き声かどうか分かる人は連絡くださいと問い掛けたところ、本物の声に間違いないという投 書があったそうです。

さて、その鳴き声はというと、カーンカーンという澄んだ声ではなく、どちらかというと少し濁ったようなギャーに近いようなけたたましい鳴き声で、想像していたものとは全く違う声でしたし、その姿を見た人に聞くと飛びぬけて美しい鳥というほどでもなく、あまり綺麗な色でもなかったと言っていました。

夢を壊してしまったようですが、皆さんは皆さんなりに、この曲を聴いて美しい声で鳴く綺麗な「鐘つき鳥」を想像してみてください。



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