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8th January,2003
私、ルシア塩満のオリジナル曲です。この曲は1986年に不慮の交通事故で急逝したおしどりデュオ「クリスティーナとウーゴ」に捧げた曲です。 来日するたびに、飛行場に着くとすぐに「ルシアサン、アイシテイマス、ココロカラ」と、たどたどしい日本語でウーゴは電話をかけてきます。彼らが東京にいてオフの日は、必ず私の家に来てパーティーが始まります。クリスティーナはなかなか家庭的な人で、鼻の頭を粉で白くしながらニョッキを作ってくれたこともありました。共演グループまでも一緒にやってくると、近くの酒屋さんが「きょうは何人お客さんがきているの?」と驚くほどワインの瓶が空になります。 1984年にアルゼンチンへ行ったとき、もらった住所を頼りに彼らの家を尋ねたことがありました。突然の訪問に彼らはちょっと驚いたようでしたが、次の日に歓迎のパーティーを開いてくれました。もちろん大量のワインを用意して・・・。パーティーは遅くまで続き、家に帰る車もありません。すると、ワインで明らかに酔っ払っているウーゴが「俺が送ってやる」と言い出し、その車に乗りました。闇の中、ヘッドライトの灯りだけを頼りに時速100キロ以上のスピードで飛ばす車の中では生きた心地がしませんでした。ブエノスアイレスに住む知人から事故の詳細を聞くと、あの日、私を乗せて走った国道でバスと正面衝突をしたということでした。
クリスティーナはフォルクローレ界では不世出の歌い手だと私は思います。今でも、目を閉じると、白いポンチョを羽織って「平和へのリサイタル」を歌っている姿が浮かんできます。 |