|
31st March,2000
すでに「カスカーダ」「鐘つき鳥」というアルパの代表曲についてお話しましたが、この「牛乳列車」も忘れてならない名曲です。毎朝、村から町まで牛乳を積んで運ぶ汽車が走る様子を描写した曲ですが、ここでパラグアイの汽車の話をしてみましょう。 テレビ朝日系列で数年前に「世界の車窓から」という番組で放送になったことがありますのでご覧になった方もいると思いますが、パラグアイには世界にも珍しい薪をくべて走る蒸気機関車があります。この汽車は首都アスンシオンから南部の中心の町エンカルナシオンまで走っていましたが、現在は観光用として不定期に走っているだけで、以前のように主要な交通手段としてある訳ではありません。 ところで「牛乳列車」という曲は、曲からは汽車がダイナミックに疾走している様子が感じ取れますが、実際、線路の状態を見ると機関車は疾走できたのだろうかと首を傾げてしまいます。パラグアイは亜熱帯の国ですから夏は気温が40℃にも上がり、その時の地表温度は60℃にもなるそうです。そんな過酷な環境ですから線路は飴のように曲がりくねっているのが見てとれます。ですから疾走するなんてことは到底無理だったと思います。 アスンシオンからエンカルナシオンまで350kmほどの道程を約1日がかりで走っていた汽車ですが、エンカルナシオンから新婚のカップルが乗ったところアスンシオンに着いたときには子供が産まれていたなんていう笑い話があるくらいですから、きっとゆっくり走っていたのでしょうね。
|